IFRSの構成要素

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いわゆる国際会計基準とかIFRSといわれているものは、IAS(International Accounting Standard)「国際会計基準」とIFRS(International Financial Reporting Standard)「国際財務報告基準」と、解釈指針のSICIFRICとで構成されています。

ここでもう頭が痛くなりあきらめよっかなっと思ってしまいがちですが、ちょっと待ってください。
基本的な構造は、基準と解釈指針(日本でいう適用指針や実務指針と同じ)です。

2001年に発行主体が変わり、名称がIAS(基準)とSIC(解釈指針)から、IFRS(基準)とIFRIC(解釈指針)に変わっただけです。

なので、

基準  :IAS(2001年より前)とIFRS(2001年より後)
解釈指針:SIC(2001年より前)とIFRIC(2001年より後)

となっています。

新しい方の、IFRSは1から付番され、IFRS1号,2号,3号…となっていますが、IASは歴史があるので他のIASやIFRSに取り込まれると番号が抜かれるので現在は歯抜けになっていて、IAS1号,2号,7号,8号,10号…となっています。

例えば、IAS3号 「連結財務諸表」(Consolidated Financial Statements) は, IAS27号 「連結財務諸表および子会社に対する投資の会計」 (Consolidated Financial Statements and Accounting for Investments in Subsidiaries) および IAS28号 「関連会社に対する投資の会計」 (Accounting for Investments in Associates) に分割吸収され、IAS27号のうち一部はIFRS3号「企業結合」(Business combinations)に吸収さえるという感じで、今はIAS3号は欠番になっているという感じで。

いずれにしても構造自体は、たいして重要な話しではないので、とりあえず、IFRSの基準はIASとIFRSによって構成されている(設定されたタイミングによる)とだけ認識しておいたもらえれば十分じゃないかと思います。

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